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FVMとは?
FVM(Flutter Version Manager)は、Flutterのバージョン管理を簡単にし、プロジェクトごとに異なるFlutter SDKのバージョンを切り替えられる便利なツールです。
Flutterで開発を進めていると、プロジェクトごとに異なるSDKのバージョンを使いたい場面が出てきます。例えば、チーム開発では「特定のバージョンに統一したい」、または「過去のプロジェクトを古いバージョンのまま動かしたい」といったケースがよくあります。
そんな時に役立つのがFVMです。本記事では、FVMの導入方法から基本的な使い方までを解説します!
導入
FVMのインストール
brew tap leoafarias/fvm
brew install fvm
fvm --version # 表示されればOK
FVMの実際の使い方
①インストール済みのFlutterバージョンを確認
fvm list
インストール済みのバージョンと、現在のプロジェクトで使用されているバージョンが表示されます。
②Flutterのバージョンをインストール
特定のFlutter SDKのバージョンをインストールするには、以下のコマンドを実行します
fvm install <バージョン>
例)3.13.0 をインストール
fvm install 3.13.0
例)安定版をインストール
fvm install stable
③プロジェクトで使用するFlutterのバージョンを指定
インストールしたバージョンを特定のプロジェクトで使用するには、プロジェクトのルートディレクトリで以下を実行します。
fvm use <バージョン>
④FVMを使ってFlutterコマンドを実行
FVMで管理されているFlutter SDKを使うには、flutter コマンドの代わりに fvm flutter を使用します。
fvm flutter doctor
fvm flutter run
VSCodeでFVMを使うには?
プロジェクトの .vscode/settings.json に以下を追加(ファイルがなければ作成)
{
"dart.flutterSdkPath": ".fvm/flutter_sdk"
}
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