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【FVM】Flutter SDKのバージョン管理

2025.01.31

FVMとは?


FVM(Flutter Version Manager)は、Flutterのバージョン管理を簡単にし、プロジェクトごとに異なるFlutter SDKのバージョンを切り替えられる便利なツールです。


Flutterで開発を進めていると、プロジェクトごとに異なるSDKのバージョンを使いたい場面が出てきます。例えば、チーム開発では「特定のバージョンに統一したい」、または「過去のプロジェクトを古いバージョンのまま動かしたい」といったケースがよくあります。


そんな時に役立つのがFVMです。本記事では、FVMの導入方法から基本的な使い方までを解説します!


導入


FVMのインストール


brew tap leoafarias/fvm
brew install fvm
fvm --version # 表示されればOK

FVMの実際の使い方


①インストール済みのFlutterバージョンを確認


fvm list

インストール済みのバージョンと、現在のプロジェクトで使用されているバージョンが表示されます。


②Flutterのバージョンをインストール


特定のFlutter SDKのバージョンをインストールするには、以下のコマンドを実行します


fvm install <バージョン>

例)3.13.0 をインストール
fvm install 3.13.0

例)安定版をインストール
fvm install stable

③プロジェクトで使用するFlutterのバージョンを指定


インストールしたバージョンを特定のプロジェクトで使用するには、プロジェクトのルートディレクトリで以下を実行します。


fvm use <バージョン>

④FVMを使ってFlutterコマンドを実行


FVMで管理されているFlutter SDKを使うには、flutter コマンドの代わりに fvm flutter を使用します。


fvm flutter doctor
fvm flutter run

VSCodeでFVMを使うには?


プロジェクトの .vscode/settings.json に以下を追加(ファイルがなければ作成)


{
"dart.flutterSdkPath": ".fvm/flutter_sdk"
}

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